上田歯科医院
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インプラント

インプラント植立のための患者さんに優しいテクニック

上顎の奥歯にインプラントをする場合、問題となるのが上顎洞と呼ばれる頭の中にある空洞です。上顎洞までの距離が短いと そのままではインプラントを植立することができません。骨厚を増やす必要があります。
レントゲン写真 レントゲン写真
黒い部分が上顎洞、白い部分が骨です。
厚みがないとこのままではインプラントができません。
骨厚を増すことによりインプラントが可能になりました。
実物写真  

骨の厚みを増すための方法

1.ソケットリフト法(オステオトームテクニック)
骨厚がそれほど薄くないけれど、インプラントを植立するには十分ではない(9〜5mm)場合に専用の器具(オステオトーム)を用いて骨を割り、上顎洞膜との空間を拡げ、そこに骨に変わる材料を入れて骨を作る方法です。
ソケットリフト法 特徴
  • 外科用ハンマーでたたく時の不快な振動と音
  • ハンマーで骨壁を破る時の力のコントロールが困難
  • 膜の触知が困難
  • 割れた骨片により膜が破れる可能性
  • 上顎洞の形に制約を受ける
2.開窓法
骨幅がかなり薄い(4mm以下)場合に、側方の骨に穴を開け、上顎洞膜をはがして骨に変わる材料を入れる方法です。
開窓法
骨を削りとったところ
特徴
  • 外科的な侵襲が大きい
  • 術後の腫れ、痛みが非常に大きい
  • 術中、術後の出血の危険性が大きい
  • 成功率が他の方法に比べて劣る
  • 上顎洞の形により、2カ所開窓する場合がある
  • 大学病院などでは入院にて行うことが多い
3.Hydraulic Sinus Condensing Technique(ハイドロテクニック)
上顎洞底部挙上を水と空気圧を利用して行うため、従来から行われている開窓法やソケットリフト法に比べて、患者様の負担がかなり軽減される方法です。上顎洞底部には特殊な骨補填材を使用し、挙上されたところにインプラントを埋入します。
Hydraulic Sinus Condensing Technique(ハイドロテクニック) 特徴
  • 術後の痛み、腫れがほとんどない
  • 術後感染の可能性が低い
  • ハンマーでたたかないので不快な振動や音がない
  • 水圧を利用して骨に穴を開けるので膜を破る可能性が低い
  • 上顎洞の形の制約をほとんど受けない
  • 骨幅の薄いケースから厚いケースまで応用可能
日本では、まだあまり応用されていませんが、当院では開発者であるDr.Chenのラスベガスのオフィースでのセミナーに参加し、そのすばらしいテクニックを応用しています。
セミナーに参加した時の写真 セミナーに参加した時の写真

各方法における術後の症状

開窓法
開窓法
セミナーに参加した時の写真
ソケットリフト法
セミナーに参加した時の写真
HSC法
写真提供 Dr.Chen

近年に於ける海外研修

2005年 WILSHIRE PARK DENTAL INSTITUTE(UCLA公認) IN Los Angeles
2006年 WILSHIRE PARK DENTAL INSTITUTE(UCLA公認) IN Los Angeles
AAP IN San Diego(アメリカ歯周病学会 年次大会)
2007年 DENTAL IMPLANT INSTITUTE IN Las Vegas(Pennsylvania大学公認)

手術室について

当院での手術の様子以前はインプラント手術は、無菌状態の手術室で行うべきであるという考えでしたが、最近の論文では、通常の診療室でも問題なく、また成功率にも差がないことが証明されています。私が講義を受けたアメリカのインプラントセンターでは、通常の診療室で処置が行われていましたし、ニューヨーク大学などでも同様です。それは、口腔内は無菌状態にすることが不可能だからです。ただ当然インプラントの手術の時は、他の患者様は診ませんし、数時間前から診療室の滅菌を行い、診療室全体が手術室となります。

インプラントについての説明はこちら    →インプラントの治療の流れはこちら  

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